何が曲を終わらせるのか?
Chirpは曲のサイクルが終了すると、ランダムにエンディングのクリップを生成します。
終わらせたくないときにも終わらせてしまうことがありますが、現在は、時間指定で曲がつづけられるようになったので、かなり便利になりました。
生成したクリップの最後で終わらせるのか、それとも続けるのかは、あなた次第になるのですが、明示的に曲を終わらせたいこともあると思います。
今回はそんな時に使えるメタタグをご紹介します。
曲の構成
曲を終わらせようとする前に、Chirpに曲をまとめるように指示するのが効果的です。
物語でいうところの起承転結の結の部分に当たる歌の最後の部分として、明示する場合に、以下のタグを使えます。
[Outro]
…アウトロ曲の最後を示す
以下例題用の歌詞
[Intro]
[No lyrics][Verse]
ネオンの海に身を投げて
忘れられた夢を追いかける
街の鼓動が今、高鳴る[Chorus]
光の中で、自由を感じて
暗闇を裂いて、新しい朝を迎える
飛び込め、この瞬間を[Outro]
終わりなき夜を越え、新たな道へ
静かに息づく、明日への希望
永遠に続く、光の旅路[End]
[Refrain]
…繰り返し
Outroの歌詞を消して、[Refrain
]を入れました。ちょっとだけリフレインしてる気がする?
- [repeat the chorus]…コーラスを繰り返す
Outroの前に入れたら、Chorusをリピートして終了しました。
- [repeat an ad lib or phrase as a refrain]…アドリブやフレーズをリフレインとして繰り返す
Outroの前に入れてみた。Ohとかいろんなフレーズが入る感じで結構かっこいいかもしれない
プロンプト
以下のプロンプトは曲の終わりのトリガーとして、クリップを終わらせることができます。
簡単に言うと、[End]や[Finish]の前にどんな風に終わらせたいかを追記します。
もちろんそのままでも、終わりになるのは変わらないんですが、追記したほうが、より自分の希望通りの終わりを演出できます。
[Epic End]のように書けば、壮大な英雄譚の終幕のような終わりになるでしょうし、[Happy End]であれば、幸福感を感じれるような終わりになるかもしれません。
メタタグは、入力しても無視されることもあるので、想像とは違う終わりになることもありますが、それもまたAIで生成することのだいご味です。
以下に、終わりを明示するためのタグの例を示します。
[Intro]
[No lyrics, soft piano melody][Verse]
静かに佇む、影の中で
思い出が風に乗り、遠くへと消えてゆく
ひとりきりの夜、星を数えて
君の声が、まだ耳に残る[Chorus]
もう一度だけ、君を感じたい
過ぎ去りし日々の、甘い幻
心の隅に、静かに灯る
忘れられない、君の笑顔[Outro]
さよならの後に残るものは
淡い光と、深い静寂[Soft strings fade out]
↑の曲は例題そのままの指定で作った曲です。こんな感じで、StringsやPianoなど楽器を入れて、終了を明示すると、その楽器を使ってアウトロを作ってくれます。
↑[Epic End]を指定したバージョン。最後に壮大に盛り上がったうえで終了しました。このように曲のStyleを入れると、そのStyleに合った曲の終わりを演出してくれます。
[Big Finish]
バラードなので分かりにくいですが、最後に盛り上がってから終了する感じっぽいです。
[End]
とりあえず終わる。どういう終わり方をするのかはChirp次第という感じです。[Fade Out]
最後に音量が小さくなる感じで終了します。
[Fade Out and End]
Fade Outの終了明示バージョンです。- [mute ]
これも普通に終わる感じですね。[Mute End]でもいけます。
コメント